近年の手術室では、麻酔管理に必要な機器が増え、麻酔器周辺のレイアウトはますます複雑になっています。生体情報モニタ、麻酔管理システム用ディスプレイ・キーボード、電子カルテ、バイタルサインモニタなどを効率よく配置しながら、視認性や操作性、安全性を確保することが重要です。
今回は、Mindray A9麻酔器にICWUSAの医療用モニターアームを組み合わせた構成例をご紹介します。
Mindray A9麻酔器にICWUSAの各種モニターアームを組み合わせた構成例。用途に応じた専用アームを採用することで、限られたスペースを有効活用しながら複数の医療機器を効率よく配置しています。
システム構成
今回のシステムでは、用途に応じて3種類のICWUSA医療用モニターアームを採用しています。生体情報モニタ、麻酔管理ディスプレイ、キーボード、データ収集デバイス、バイタルサインモニタを効率よく配置し、麻酔器を高機能なワークステーションとして活用できる構成です。
① 左側:生体情報モニタ用アーム
採用製品:UL180シリーズ(生体情報モニタ用)
左側にはMindray製 生体情報モニタを搭載しています。
UL180シリーズは医療用モニタ向けに設計されたガススプリング式アームで、モニタ重量に応じたスムーズな高さ・角度調整が可能です。術者の視線に合わせて容易に位置を調整できるため、長時間の手術でも快適な視認性を維持できます。
② 右側:麻酔管理ワークステーション
採用製品:UL180シリーズ ワークステーションタイプ
右側には麻酔管理用ディスプレイとキーボードトレイを搭載しています。
モニターとキーボードを一体化することで、麻酔記録システムや電子カルテの入力を効率化。使用しないときはコンパクトに収納できるため、麻酔器周辺の作業スペースを広く確保できます。
ケーブルはアーム内部へ収納できるため、配線の乱雑化を防ぎ、清掃性や安全性の向上にも貢献します。
③ 特殊アームによるデュアルマウント構成
採用製品:DBGE1-EV7S-W5-ADD-XU4
本システムでは、ICWUSAの特殊構成アーム DBGE1-EV7S-W5-ADD-XU4 を採用しています。
このアーム1本で
- Capsule Neuron
- GE CARESCAPE V100 Vital Signs Monitor
の2台を効率よく搭載しています。
データ収集デバイスとバイタルサインモニタを一体化することで、限られた麻酔器周辺スペースを有効活用するとともに、必要な情報へ素早くアクセスできるレイアウトを実現しています。
この構成のメリット
① 麻酔器1台へ必要な機器を集約
生体情報モニタ、麻酔管理ディスプレイ、キーボード、Capsule Neuron、GE CARESCAPE V100を麻酔器本体へ集約し、限られたスペースを有効活用できます。
② 優れた操作性
各アームが独立して可動するため、麻酔科医や看護師、臨床工学技士など、それぞれの使用位置に合わせてモニターを調整できます。
③ 安全性を高める設計
ROMストッパー(可動範囲制限機能)により、麻酔器本体や壁面、周辺医療機器との接触リスクを軽減します。また、アーム内部へケーブルを収納することで配線を整理し、清掃性の向上にも貢献します。
④ カスタマイズ対応
ICWUSAではモニター重量や画面サイズ、キーボード、CPUホルダー、各種医療機器などに合わせ、多彩なアームやマウントを組み合わせたオーダーメイド構成をご提案しています。
